院長コラム

2018.08.29更新

今、首都圏を中心に風疹が流行しています。特に30代~40代の男性に流行っているというのです。風疹は三日はしかとも言われ、すぐ治ると軽視されがちですが、妊娠中に風疹に罹った場合、おなかの赤ちゃんにも感染して「先天性風疹症候群」という病気を引き起こします。先天性風疹症候群の症状には、心臓の奇形、目の病気(白内障・緑内障・網膜症)、難聴のほか、発育の遅れや肝機能障害、糖尿病などがでることがあります。妊婦健診の時に風疹の抗体は必ずチェックしていますが、抗体をもっていない方が少なからずいます。これは風疹のワクチンを受けていない世代がいることが一つの理由です。風疹ワクチンは、1976年に始まり、1977年から女子中学生に定期接種をするようになりました。男性には接種しませんでした。その後、その風疹ワクチンも任意接種の形となったことから、風疹ワクチンの接種率が低くなってしまいました。1979年4月2日から1990年4月1日までに生まれた男女で接種率がとても低かったのです。1995年4月以降は生後12~90か月未満の男女に風疹ワクチンが接種されるようになったので、30~40代の世代が風疹の抗体を持っていないのです。風疹ワクチンは妊娠中は打てません。ワクチンを打ったら2か月避妊しなければなりません。もし妊娠中に風疹の抗体をもっていないことが判明したら、ご主人にワクチンを打ってください。できれば彼女がいる人、これから妊活する夫婦、職場に妊婦さんがいる人などワクチンを打ってほしいのです。自治体から補助がでる場合もあります。風疹は予防できます。現在の風疹の流行を考えると、先天性風疹症候群が増えないか心配です。社会全体で予防したいものです。

投稿者: 宮川医院

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